2024.10.15
(PHAJ)サミュエル マイヤー博士来日:シンポジウム 広島...
「プラネタリーヘルスのフレームワークで築く人類と地球の共生社会」
プラネタリーヘルスアライアンス 創設理事長で、ジョンズホプキンス Planetry Health Institute 所長の Samuel Myers さんが日本に来ます!そこで、広島大学と日本学術会議環境リスク分科会が主催としてプラネタリーヘルスシンポジウムを広島大学(広島市内の医学部キャンパス)で開催します。Planetary Health Alliance 日本ハブも共催として、参画してます。このシンポジウムでは、環境政策の3つの主要な活動「ネイチャーポジティブ」、「カーボンニュートラル」、「サーキュラーエコノミー」とプラネタリーヘルスの関係について議論します。プラネタリーヘルスアプローチを通じて、人類と地球の共生関係を築くことについて皆さんと考えます。せっかくSamさんと直接お話できる機会ですので、ぜひとも会場の方でご参加ください!(ZOOMと対面のハイブリッドイベント|同時通訳:日本語と英語)
イベント概要
- 日 時:2024年11月9日(土) 13:00 – 16:15
- 場 所:広島大学霞キャンパス 凌雲棟 (広島市南区霞1-2-3)
- (注意)公共交通機関でご来場ください。(アクセス)
- 参加方法:現地参加、オンライン参加 (要事前登録)
- 言 語:日・英 (同時通訳あり)
- 対 象:どなたでも
- 主催
- 広島大学IDEC国際連携機構プラネタリーヘルスイノベーションセンター
- 日本学術会議環境リスク分科会
- 共催
- プラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ
★ 申し込みWEBサイト(日本語)
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/86129
# シンポ目的
超学際的な取り組みの中で注目されている、「自然再興(ネイチャー・ポジティブ)」、「脱炭素(カーボンニュートラル)」、「循環型経済(サーキュラーエコノミー)」とプラネタリーヘルスとの関係性について、国際的な視座、国内の進捗状況、地域の実践研究について理解を深め、プラネタリーヘルスのフレームワークで築く人類と地球の共生社会の議論を行います。
# 講演者紹介: サミュエル・マイヤーズ (Samuel Myers, MD, MPH)
サミュエル・マイヤーズ氏はロックフェラー財団の支援を受けて設立された世界的組織「Planetary Health Alliance」の創設理事長、医師。エール大学医学部で医学博士号、ハーバード大学チャン公衆衛生大学院で公衆衛生学修士号を取得。地球の自然環境システムの変化が人間の健康に及ぼす影響を定量化する研究を推進すると共に、我々の健康を将来世代にわたって守るため、グローバルな資源管理の意思決定に反映させるためのフレームワーク構築をリーディングしています。
# プログラム
開会式
開会挨拶:田中 純子(広島大学 理事・副学長)
日本学術会議挨拶:中村 桂子, (日本学術会議環境リスク分科会委員長、東京科学大学国際保健医療事業開発学, 教授)
趣旨説明:鹿嶋 小緒里, 広島大学IDEC国際連携機構 プラネタリーヘルス・イノベーションサイエンスセンター(PHIS), センター長
基調講演:
『プラネタリーヘルス:激変する地球で人々の健康を守る』
サミュエル・マイヤーズ (プラネタリーヘルスライアンス 創設理事長 / ジョンズホプキンス大学プラネタリーヘルス研究所 所長/ ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院 教授)
人類の発展と幸福のほとんどの指標が改善されている一方で、地球の自然システムが崩壊し始めているという、私たちが直面している歴史的瞬間の真にユニークな点についてお話します。これらの傾向は切り離されたままではいられないこと、過去数十年間の健康とウェルビーイングの改善が不安定な生命維持システムによって脅かされていることを示すプラネタリーヘルス研究を紹介します。人間の健康のさまざまな側面にわたるいくつかの研究もまた紹介します。私たちが直面している今この現状に対応するには、エコロジカルフットプリントを削減し、自然を回復・再生するために、すべてのシステムにわたって生活の仕方を急速に変革することが必要です。政治的および社会的意志を生み出すことができれば、非常に豊富な解決策が利用可能です。プラネタリーヘルスアライアンスと私たちが関与している主な活動、および新しいジョンズホプキンスプラネタリーヘルス研究所について紹介および皆様と議論したいと思います。
教育講演:
『人類生態学の視座とプラネタリーヘルスの日本での実践』
渡辺 知保 (長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環・教授)
パネルディスカッション:人類と地球の共生社会
モデレーター:
三本木 至宏 (広島大学大学院統合生命科学研究科 教授)
鹿嶋 小緒里(広島大学 IDEC国際連携機構 PHIS センター長)
パネリスト:
ネイチャーポジティブ
『次世代に残せる地球のために:生物多様性とプラネタリーヘルスへの責任』
安家 叶子 (Rooting Our Own Tomorrows (ROOTs) 代表、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J))
カーボンニュートラル
『脱炭素社会の実現に向けた取組と課題』
増井 利彦 (国立環境研究所社会システム領域 領域長)
『スマートモビリティプラットフォームをベースとした健康に歳を重ねる都市』
藤原 章正 (広島大学 IDEC国際連携機構 PHIS 教授)
サーキュラーエコノミー
『食の地域循環』
宇野 真樹 (博士課程1年)& 長命 洋佑 (准教授)/(広島大学大学院 統合生命科学研究科 食料資源経済学研究室)
『緩和と健康のコ・ベネフィットー持続可能なウェルビーイングへ向けて』
橋爪 真弘 (東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学 教授)